第51夜(2026年4月2日) ロマンスカーが速過ぎる


 昨日はエイプリルフールで企業が様々な取り組みをしたと朝のニユースで言つていた。私もエイプリルフールの企業ネタを考えてみた。最高裁判所で十五人の裁判官がスタンデイングオベーシヨンで私を出迎えて逆転勝訴判決を読み上げ、判決それ自体も面白かつたので、ところどころで傍聴席にぎつしりと座つた観衆が拍手喝采、大笑いをしたというのはどうだろうか。



 さて現実はさうはいかない。

 今日は朝十時新宿駅発のロマンスカーで出掛けた。駅の券売機で切符を購入した途端に満席の表示となつたので最後の一席であつたやうである。残り物には福があると古来言われている。少しく嬉しくなつたので駅の売店で何か買うことにした。

 家で珈琲を飲んで来たので珈琲は止めて、ノンアルコールビールにしやうかとも考えたけれども、結局はレモンとウオツカの入つた飲料とおつとつとを買つた。



 所用のため途中駅の町田で降りるのであるけれども、私以外の乗客は終点の箱根湯本駅へ行く観光客であり楽しさうにしている。休暇というものはいいものであらう。

 私は最近は仕事が忙しく、合間に麻雀をしてさらに忙しくなつており、来週のゴルフに備えて練習しなければならず、忙しさに拍車が掛かつている。

 私にも休暇が必要なのかもしれない。ゴルフを休んで温泉に行こうかと考えたけれども、今回は幹事なのでさうはいかない。



 最近の気晴らしは高田馬場の書店で買つた推理小説の新刊本である。

 分厚くて読み応えがあり、連日持ち歩いて読んでいるにもかかわらずまだ半分くらいのところである。

 作者は盗作疑惑で一度絶版になつて今年復活を果たしたとのことであり、是非応援したいと思う。復活劇は大好きであるから。



 などと駄文を書き連ねていたら町田駅に着いてしまつた。ロマンスカーは速い。速過ぎる。

 飲料もおつとつとも半分残つており、駅の待合室に座つて駄文の続きを書くことになつてしまつた。今日もダメである。






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2026/4/2
文責:福武 功蔵