第21夜(2024年11月21日) 時計


 インフルエンザから回復したので栄養を付けるためにつけ麺を食べたら胃腸が大喜びして、ずつと消化しているような気がする。元気が出過ぎて眠れないので駄文を書くことにした。夜半の月が窓から見える。

 私はスマホという言葉が好きになれずにいる。スマートフオンなのだからスマフオというべきであらう。スマートフオンという言葉にしても、ガラケーが全滅状態なのだからわざわざスマートという必要もなく、フオンでいい。もつと日本語で、時計でいい。ああつ。間違いた。電話、さうだ、フオンは電話だった。電話でいい。普段スマートフオンを時計代わりにしているものだから、つい間違いてしまつた。

 電話は、電話以外のことも色々することができる。調べ物、ルート案内、メール、ライン、ゲーム。それでいいじやないか。あれ、でもそれなら時計でもいいな。時計は、時計以外のことも色々することができる。電話、調べ物、ルート案内、メール、ライン、ゲーム。



 昔、ゲームウオツチというものがあつた。ゲームができる四角い板で、時計機能が付いていた。あれは逆になぜウオツチだつたのだらうか。

 当時の子供がお父さんあれ買つてとねだるときに、あれは最近流行つている時計だからと言い、よく判つていない父親が、さうか時計ならいいかと早合点して買つてあげていたのかも知れぬ。可愛らしい詐欺、もとい商売上の工夫だつたか。

 考えてみたらスマートフオンでもゲームをするから、スマートフオンのことをゲームウオツチと呼んでもいいかも知れぬ。

 時計と呼ぶかゲームウオツチと呼ぶか、それが問題である。…すつごくどうでもいいけれど。当面、時計と呼ぶことにしようかな。




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2024/11/21
文責:福武 功蔵