暑い暑い暑い暑い暑い。
何か良いことをしようと思つても、暑いということの方が遥かに強くて、何をしようとしていたのかを忘れてしまうほどである。
私は思い付いた。もしかすると、何か悪いことをしようと思つていても、同じことになるのかもしれない。そうだとすれば夏場は比較的治安が良いということになるはずである。
調べてみた。インターネット上の犯罪の統計データは、月別のデータ公表はないけれども、五月までとか十月までとかのデータ公表はあるようなので、昨年(令和五年)の五月までのデータと十月までのデータを比較することで、六月から九月までのデータを調べることができる。例えば、殺人と侵入盗について見てみると、五月まではそれぞれ認知件数が三百六十六件と一万八千十九件、十月まではそれぞれ認知件数が七百五十七件と三万七千五十三件となっているから、差し引きで六月から九月までの間はそれぞれ認知件数が三百九十一件と一万九千三十四件ということになる。
うん。五月までの五か月間と、六月から九月までの間の四か月間とで、認知件数はさほど変わらず、むしろ夏場の方が増えている。昨年の夏も暑かつたけれども、悪いことをしようとする人は、夏の暑さに負けずに悪いことをしていることが判つた。あれか、むしろ暑いと自制心が弱まるのか。
暑い暑い暑い暑い暑い。余りにも暑いので、ガラス製の食器を衝動買いしてしまつた。素麺を食べると美味いだろうな。
冷蔵庫の中には先日作つたカレーがまだたんまりと残つているけれども、素麺を買ってきた。普通に食べて、次に冷たいカレー素麺にして食べてみたら、香辛料が食欲をそそる感じで、意外に美味しかつた。夏のカレーは、ダメではないのかもしれない。