第163回 自由と元気の巻


 戦争は嫌です。

 戦場はこの世の地獄です。



 弁護士を束ねる日本弁護士連合会は、自由と正義という名の雑誌を発行しています。

 でも、正義こそが、人を狂信に駆り立てる、戦争の元凶ではないでしょうか。

 私なら―

 自由と正義、ではなくて、自由と元気。

 聖アントニオは言われました―元気があれば、何でもできる、と。

 元気が足らない?

 では、元気付けてあげましょう!(リコリス・リコイルの錦木千束風に!)



 …エンパワーメントという言葉が長くて使いづらいので、悩んでいたのですが、解決しました。

 自由と元気!

 解決して、よかったです。



 ちなみに、私はこの前、この世の天国にいるような気分になったことがありました。

 場所は、多摩都市モノレールの、中央大学・明星大学駅。

 私がモノレールに座って乗っていたら、ばーっと、女子大生が大勢乗り込んできました。

 もちろん男子大生も大勢いましたが、かたまって乗り込んでくる女子大生が、目を引きました。電車の中で立っている彼女たちの、驚くほどに幼い表情が、目を引きました。

 そして、終点の多摩センター駅で、彼女たちは一斉に降りていくのです。

 陽光に輝く、美しい髪をなびかせながら。

 女神か?天国か?と思いました。いや、本当に。



 私はその後京王線に乗り換えて、京王永山駅で降りました。

 駅の北の、大型マンションが建ち並ぶ小高いエリアへは、山を登るような形で坂道を歩く必要があります。

 ちょうど小学校の下校時刻で、多くの小学生が、たわむれながらその坂道を下校していました。その様子がまた可愛らしくて。

 別世界か?天国か?と思いました。いや、本当に。




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2023/12/22
文責:福武 功蔵