第162回 犬に関する中間報告の巻


 待ちに、待っていました!

 アニメ第1シーズン終了の後、続編の発表がなかったチェンソーマン。昨日、続編であるレゼ編が映画化されることが発表されました。

 うっれしいいいい!

 久し振りにブログを更新することにしました。



 女性も男性も同じ人間。長らくそう思っていた私は、昨年だったと思いますが、あるテレビ番組を見て、衝撃を受けました。

 女優の貫地谷しほりさんが、トーク番組で、「女性が怒っているときって、泣いていると思った方がいい」「泣いている人に接する感じがいいと思います」とお話しされたのです。

 話を聞いた男性ゲスト全員が、もちろんテレビ番組を見ていた私も、衝撃を受けました。それまでは、女性が怒っているときは、女性が怒っていると思って私も張り合って怒ることが多かったように思います。でも、それは間違いだったのです。



 貫地谷しほりさんはさらに「これはもうわがままなんですけど、女性の。言わないでも分かってほしいっていうのがあるから、例えば、これやってって言って、やってもらうのって、違うんですよ」とお話しされました。これも衝撃でした。

 それまでは、言わなければ分からないのは当然だから、言うのが当然だと私は思っていたのです。でも、それも間違いだったのです。

 女性は、自分が言う前に、周囲が察して動いてくれるというのが、理想であり、たぶん自分自身もそのように察して動いているのでしょう。



 ちょっと待って下さい。もしかすると、男性が女性と一緒に上手に生きていくには、少なくともある程度は、女性の心理を理解しておかなければならないのではないでしょうか。

 学校ではぜんぜん教えてくれないんですけど!



 チェンソーマン第1部の隠れたテーマが、女性の男性に対する愛は、じつは、犬に対する愛と同じなのではないか?という現代社会を深く洞察した問いであると、私は読解しています。

 私はこれまで、この問いについてリサーチをしてきました。

 婚活中の男性に尋ねたところ、犬と同じくらいに愛してもらえるならそれは大いなる愛であり、ありがたいという話がありました。なるほど、確かに、犬はとってもかわいがられますから、その話は分からなくはないですね。

 多くの女性の話を聞いてきた人に尋ねたところ、犬と同じくらいという話は何となく分かる。でも、女性の中には、夫には遺産は残したくないが、犬には遺産を残したいとお話しされる女性もいらっしゃるということでした。そうだとすると、犬の方が男性よりも愛されているということになります。



 この問いは、本当に深い問いなので―戦争が無い状態、つまり、男性が戦争で死ぬ必要が無い状態での、男女関係を考え直すような問いなので―あえて答えを決めることはしないことにします。今後もリサーチして、追求していこうと思います。

 そのような大人の、見方によっては割とどうでもいいかもしれない苦悩はおいておいて―



 チェンソーマンのレゼ編では、初々しい若者たちの恋の物語が描かれます。

 恋っていいですよね。映画がとっても、とっても楽しみです。




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2023/12/18
文責:福武 功蔵