第150回 リコ―自分のために自分で決めることの巻


 リコリス・リコイルの第1期を繰り返し見ています。第2期の制作が発表されたので、とても楽しみに待っています。

 主人公の錦木千束の言動がとっても素晴らしいのですが、今日、新たに気付いたことがありました。

 それは、自分で決めることが大事だ、ということ。

 もっと言えば、自分のために、自分で決めることが大事で、これが本当の利己なのでしょう。



 錦木千束が言っていたことは―

  もし他人から、そうするように言われていれば、きっと私は負けてしまって、そうしていたと思う。

  で、嫌なこととか、辛いことは全部、その人のせいにするんだ。

  …それは、嫌だ。うん、ない、ない。



 ほんとにね。そんなのは嫌ですね。

 自分の人生を、他人のせいにしてしまうなんて。

 自分のために、自分で決めたなら、嫌なことや辛いことも、全部受け入れて、自分のものにすることができることでしょう。

 嫌なことや辛いことにも意味があったり、理由があったり、逆に良いところがあったりもして、いろいろ考えることで自分にプラスになっていくのです。

 もちろん、嫌なことや辛いことの根源を理解し、これらを解消していくことができれば、それは世界を明るくしていくこと、素晴らしいことです。



 結局のところ、全ては物の見方。英語で言えば、アティテュード。

 自分次第で、物の見方は全然変わってくると思います。

 その前提として、自分のことは、自分のために、自分で決めなければならない。



 錦木千束は、次のようなことも言っています。



 ―私だけじゃない、お別れのときは、皆に来るよ。

  でもそれは今日じゃない、そうでしょ?



 こんな台詞、ある? すごすぎて、何も言えません…




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2023/3/28
文責:福武 功蔵