何か好きなことを見つけなさいという話。
League of Legend、通称LoL(ろる)というゲームがある。インターネット上で5人対5人のチーム戦をする。もう5年くらいやっているのだがヘタなのでランク戦をやれば最下層になる。うれしかったり悔しかったりで続けている。
人間は一度にひとつの感情しか持つことはできないと思う。だから悲しいよりもうれしい、悔しいよりも楽しい気分の方がよい。
今日はろるで勝てたはずの試合で負けた。ヴェインというキャラクター(このゲームでは「チャンピオン」というのだが)を使って敵陣地をもう少しで破壊できたはずだったところで、相手チームのカーサスというキャラクターと相打ちになってしまったのだ。しばらく悔しかったのだが、いつまでも悔しい気分なのはもったいないので、楽しかったことを思い出してみた。前日にコロナウイルス騒動でしばらくやっていなかったフルコートのサッカーの試合があり、試合は負けたのだがとにかく久しぶりのサッカーは楽しかった。それを思い出すとしばらく楽しい気分になることができた。
さて、何か好きなことを見つけなさい、という話を聞いたことがないだろうか。この話には、好きなことについて考えたり思い出したりしていると楽しい気分になることができるから、という理由があると思う。
もうひとつは、何か好きなことがあれば、他の人を、さらには世界を好きになることができるから。私の場合はサッカーが好きだったから、サッカーが好きな人のことも好きになったし、そういう人が世界中にいる世界を好きになることもできた。
その次のろるの試合では、ジンクスというキャラクターで、負けそうだったチームを立て直して勝つことができた。味方から「wp」とメッセージが来て、調べたら「well played」、よくやったという意味らしい。うれしかった。こうして勝ったり負けたりしながらゲームができるのは、幸せなことだと思う。