ちょっと落ち込むことがあり、気付きました・・・
自分らしくないなあと思ったのです。何がといえば、笑顔がなかったこと。
自分で、自分らしいなあと思うのは、どんな境遇にあっても笑いを忘れないことでした。
これは尊敬するダウンタウンの松本人志がイタリアの映画「ライフイズビューティフル」について言っていたことです。
心は形に表れる、形は心を作る―このような考えで、まずは笑顔になろう、という考え方があります。
これはこれで一理あるのですが・・
気付いたのです。笑顔になれるかどうかは、何を見ているかということにつながることを。
世界は広い。人は世界の全てを見ることはできない。普通の視界で考えても、自分の背後は見えないのです。
自分の視界に何を入れるか、何を見るかは自分で選べます。
自分が生きていることだけですべて良しとする、そのような見方もあります。
私も一時期そうでした。生きていることは、奇蹟だから。
(正直、未だに私は自分の心臓がどのようにして動いているのかが分かりません。)
そういう見方で見ないとしても、笑顔になれない理由を考えれば、自分が何を見ていたかが分かります。
私が悩んでいたのは、よく考えてみれば、直近の仕事でミスをしたことなどではなく・・・
世の中の同年齢の他の人たちのことでした。もっと活躍し、もっと成功し、お金持ちになっている人がたくさんいることについて。
私は成功もしていないし、お金もそんなにはありません。
だけど、そんな他の人たちを見ていて何になるでしょう。そもそも、そんな人たちを見ていることは楽しいことなのでしょうか。
世の中にはもっと楽しく、美しいものがいくらでもあります。奇蹟にしたって山ほどある。
私自身にしたって、良いところがないわけではないのです。
自分が好きなもの、楽しく、美しいものを見ていれば、自然に笑顔になります。
笑顔になるのに大事なのは、何を見ているか、なのです。