第27回 ロシアワールドカップの巻


 ロシアワールドカップは、見ていてとっても楽しいワールドカップでした。こんなに点が取れるなんて。

 ワントップの大迫とボランチの柴崎が目立ちましたが、ベテランの本田、長友、香川も良いパフォーマンスでした。

 特に香川は、数的不利でもスペースでボールを受けてさばくことで、瞬間的な味方有利を作る動きがすばらしく、ワールドカップに出場した全選手の中でも出色だったと思います。

 日本代表は初戦のコロンビア戦を2−1で勝つと、続くセネガル戦は二度のビハインドを追い付いての2−2。ポーランド戦は0−1で落としましたが決勝トーナメントに進出し、

 最終的に3位入賞したベルギー相手に、原口、乾のゴールで一時は2−0とリードしました。その後負けたけど。



 この乾のゴールが良かった。世界最高レベルのゴールキーパーを相手に、ペナルティエリアやや外からサイドネットぎりぎりに突き刺したのです。

 シュートまでワンステップかツーステップ。それほど強いシュートではなく、無回転で伸びるような低い弾道のボールでした。



 何が良かったかというと、このシュートは一般人でも練習すれば撃てるシュートなのです。

 クリスティアーノ・ロナウドの弾丸シュートやメッシの芸術的ループシュートを撃つのは到底無理ですが、

 乾のこのシュートは基本に沿って無理がなく、非常に精度が高いということを除けば一般人でも撃てる理屈です。



 というわけで近所の公園で随分シュート練習をしました。楽しかった。

 ポイントは、ボールに対しほぼまっすぐに入ってインステップで蹴る際に、

 軸足を柔らかくして少し身体を浮かせることでダフらないようにすることと、

 蹴った後に蹴り足を止めることかなと思いました。

 ダフるというのはボールを地面に叩き付けてしまうことで、ボールが地面を叩く分、シュートの威力がなくなってしまいます。

 蹴り足を止めるのは、ボールに全てのインパクトを伝えるためで、

 テレビ番組で中村俊輔が教えてくれましたが、今のボールはフォロースルーで蹴り足を振り上げる必要はなく、軽く蹴るイメージでインパクトしても十分飛んでいきます。



 シュート練習をしていたらついでにロングボールも蹴れるようになりました。

 ポイントは一緒で、違いはボールへの進入角度を30度にすることだけ。インステップというよりインフロントキックになります。




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2018/8/24
文責:福武 功蔵