第32回 ラーメン屋で考えたの巻


 ラーメン屋で考えました。

 ここはチェーン店で、都内に何店舗かを出しています。1店舗のみフランチャイズで、あとは全て直営です。

 このラーメン屋さんがやりたいことって何だろう。

 それは、良質なラーメンを毎日お客様へ提供すること、ではないでしょうか。

 単に金儲けがしたいというわけではないように思います。

 もし赤字経営が続いて倒産することになっても、最後の日まで良質なラーメンを提供し続けるはずです。

 そう考えたとき、世界を構成する生産者と消費者というものが見えました。

 わたしたちは皆消費者ですが、社会に関わる者の多くは生産者でもあります。労働によって財やサービスを生産するのです。

 投資家は、市場で株を売買して金儲けをしようとしますが、財やサービスを生産するわけではないから、生産者ではありません。

 市場経営者に手数料を支払っているだけの消費者なのです。

 振り込め詐欺のような犯罪行為を行う者は、他人を痛めつけて儲けようとしますが、生産者ではなく、警察という公共サービスを消費する消費者です。

 

 さて、消費者側の問題は、論じる意味がほとんどありません。

 「良い消費者であろう」とすることは大切かもしれませんが、論じる意味はそれほど大きくない。

 わたしたちは皆消費者であるし、消費者専門にならざるを得ない人も大勢いるからです。

 消費をどうしようかという問題の立て方ではなく、

 世界をどうやって支えようかという生産者側の問題を論じるべきだと思います。

 生産者側の問題でいえば、現代日本の一番の問題は、生産人口の急激な減少です。

 ほとんど全ての分野で人員の確保や技術の後継が急務となっています。

 これからはもっと人が人を大切にする時代になるといいなと思います。




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2014/8/29
文責:福武 功蔵