日本代表のブラジルワールドカップが終わりました。
日本代表が得意としてきた流れるようなパスワークがほとんど見られなかったのは残念でした。
若手選手は躍動せず、そもそも出場機会をほとんど与えられませんでした。
これはいくつかの理由によるものだと思います。
中心選手である本田、香川、長谷部のコンディションが整わなかったこと。
ブラジルの高温多湿な気候、どしゃ降りの雨とぬかるんだピッチ。
相手が予想以上に強かったこと。特に初戦のコートジボワールのドログバとヤヤトゥーレは異次元の存在でした。
日本代表に必要だったのは、チームに自信を与えるような、絶大な自信を持ったスーパーマンだと思います。
本田はスーパーマンになろうとしました。その志は正しかったと思います。
トーナメントを勝ち抜くには、守備のスーパーマンがほしいところです。
失点しない時間が続けばチームは落ち着き自信を取り戻してゆき、
攻撃でもいろいろなチャレンジが可能になっていくからです。
今野はよく頑張った。あと少しの差、足先ひとつ分くらいの差でした。
アルゼンチンのマスケラーノやブラジルのチアゴ・シウバのような、
絶対的なディフェンスヒーローが日本代表にも出てきてほしい。
ブラジルと互角にわたりあった、チリのセンターバックの身長は172センチメートル。
所属するバルセロナではセンターバックを務めることも多いマスケラーノは174センチメートル。
ディフェンスヒーローに必要なのは身長ではないのです。
あと細かいことですが、インサイドキックでボレーするのは避けた方がよいと思いました。
大久保のほか、韓国の選手もしていましたが、
丁寧に行こうと思うとインサイドキックしがちです。
でもインサイドキックではボールを下へ叩きつけにくいので、
ボールはゴールの枠より上へ飛んで行ってしまうのでした。