エルレガーデン(ELLEGARDEN)について書きます。
 今年聴いた中で一番良かったから。
 「風の日」と「Missing」のどちらも名曲です。
 
 「Missing」
 完璧なイントロから始まるこの曲は、間違いなく名曲です。
 何度繰り返し聴いても、その輝きが色褪せることはありません。
 
 それでも―
 パンクという音楽の成り立ちや特色を考えるとき、
 詩の内容や組み立てに深く思いを届かせるとき。
 「風の日」は、
 歴史に残るようなすばらしい深みに達していると思うのです。
 
 ほかの曲、たとえば「高架線」も「虹」もすばらしい名曲です。
 
 バンドが姿を消しても良い音楽は後に残ります。
 ELLEGARDENに出会えたときの喜びは、
 ここしばらくで最も幸福な瞬間でした。
 5月の晴れた日曜日にカーステレオの大音量で聴いたときの幸福感たるや…
 そう、まさに「生きてる」という感じでした。
 世の中は捨てたものではない。
 そう強く思うのは、このような出会いがあるからこそだと思うのです。