音楽って何だろう。
きれいなシンセサイザーのハーモニーに包まれていればそれで音楽なのか?
という疑問を持ったら、ザ・ジェリーを聴くといいです。
北海道出身のバンド。シンプルで骨太、演奏者の息遣いまで感じ取れるような音楽です。
「冬のサイレン」はとてもきれいな曲。
走り抜けた君を、ときどき思い出すよ…という切ない響きの歌詞。
若くして亡くなった人に向けた曲なのだろうかと思います。ちがっていたらごめんなさい。
ブランキー・ジェット・シティーが好きで今でもよく聴いています。
アマゾンのレビューか何かで、ブランキー以降の最高のスリーピース・バンドだという評価を見て、
ザ・ジェリーのCDを大人買いしました。
大人でよかった。
最初に聞いたのは東京進出の際の「Prologue Disc」の「影標」という曲。
スリー・ピースならではの疾走感。かっこいい。
初期の「虹の頃」「today」「ragtime」は、
荒削りで、音楽と格闘する楽しさが伝わる楽曲です。もっとかっこいい。
さらにかっこいいのが「革命は今、この夜に」「Guero」の2曲。
いまは、「ムーランルージュ」がいちばん好きです。
バンドが年月を経て辿り着いた曲という感じのする、とても熟成感のある曲です。