第56回 3TBのハードディスクの巻


 Windows8を入れたので、3TBのハードディスクを買ってみました。

 外付けのハードディスクケースに3TBのハードディスクを差して初期化します。

 初期化することで使えるようになるわけです。

 さすがWindows8、すぐに外付けハードディスクを認識しました。

 WindowsXPではこうはいきません。

 WindowsXPでは、MBRというディスク管理方法を採用しているため、

 2TBまでしか認識できないのです。

 3TBのハードディスクを使いこなすには、

 GPTというディスク管理方法を採用する必要があります。

 Windows Vista以降のWindowsであればGPTが採用可能であり、

 もちろんWindows8でも可能です。

 …と、大変なことに気付きました。

 3TBのハードディスクのはずなのに、746.39GBの容量しかない。

 えっ、どういうこと?

 調べたところ、外付けのハードディスクケースが古かったためだと分かりました。

 早速最新のものを買って取り付けて事なきを得ました。

 ただし、コマンドプロンプトを使ってディスクをクリーンする必要がありました。

 これが結構大変だったので書き留めておきます。

 1 コマンドプロンプトの開き方

   デスクトップの画面を呼び出し、左下にあるフォルダのアイコンをクリックして開く。

   フォルダの画面が開いたら、「マイコンピュータ」をクリックして、

   Cドライブ(Windows8システムドライブ)を開く。

   Cドライブの画面が開いたら、Altキーを押す。

   そうすると変なアルファベットが登場します。

   気になるのだが気にしないようにして、「ファイル」をクリックします。

   こうして初めて「コマンドプロンプトを開く」というメニューが現れる。

   …分かるかー!!

   やはりWindows8の設計者が左遷されたのは妥当だったと思った瞬間でありました。

   なお、ディスクをクリーンするので、

   「コマンドプロンプトを管理者から開く」という方を選択します。

 2 GPTディスクのクリーン(正常な状態へ戻すこと)

   C:\>diskpart

  と入力する。これでdiskpartというツールが立ち上がる。

   …分かるわけがないでしょう、こんなの…

   DISKPART> list disk

  と入力する。

   するとディスクの一覧が出て、GPTのディスクには「*」マークが付く。

   ここでディスク2を正常にしたい場合は、

   DISKPART> select disk 2

  と入力する。

   すると、

   ディスク2が選択されました。

  とメッセージが出るので、

   DISKPART> clean

  と入力すれば、

   DiskPartはディスクを正常にクリーンな状態にしました。

  とメッセージが出て完了です。

   ディスクはGPTで初期化されるよりも前の状態、

   つまり未だ初期化されていない状態に戻っています。

   データなどが入っていても全て消えてしまうものと思われます。

   最後に、

   DISKPART> exit

  と入力すればツールが終了します。

   なお、ディスクを選択した状態で、

   DISKPART> list disk

  と入力すると、GPTディスクに128MBのパーティションができていることが分かります。

   ここでディスクの管理を行っているのであろうな。




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2013/3/10
文責:福武 功蔵