公式でも特集された、SKTの大逆転。
SKTの作戦はあまりにも高度過ぎて解説できません…
とりあえず何が起きたのか、EDG側から実況します。
それは、開始29分ころのこと。わずか19秒間の出来事でした。
EDGは試合序盤から有利を作り、タワー7本破壊、9キル0デス、ゴールド差は1万ゴールドとWin Conditionに乗っていました。
あまりにも一方的な大差。
EDGは、もし集団戦で当たったとしても、SKTに負けるわけがないと思っていました。
しかし、SKTは周到に準備し、機会をうかがっていたのです…
正面にいる巨大なチョ=ガスに気を取られるEDGの面々。
そこへ、準備していた横からSKTがなだれ込みます。
EDGは、ゴールド差があるので、いったん引いて受けて立つ構え。
誰ひとりとしてフラッシュで逃げようとしません。
しかし、これは人間の本能なのでしょうか。
自然と、固まった位置取りをしてしまいます…
固まった位置にいるEDGへ、次々に、SKTの範囲CCが入ります。
最初にラカンのウルトの効果のチャームで、
EDGのチャンピオンを互いに引き寄せて範囲CCを入りやすくしています。
ここでザヤのウルトが炸裂、EDGは反転に転じようとします。
ザヤのウルトは、相手に物理ダメージを与えるとともに、
自身への攻撃を外して1.5秒間対象指定不可となり、その間に移動して攻撃しやすいポジションを取ることができるというもの。
まさに反撃の狼煙、ここからEDGが反撃だ!
…と思われたのですが、しかし…
SKTに狙われて真っ先に落とされたのはEDGのジャンナでした。
集団戦で最も効果的なのは、ADCではなくサポートを落とすことだったのです。
本来であれば、ジャンナはQとウルトで強力なディスエンゲージが可能なのですが、
ラカンのチャーム、チョガスの打ち上げとサイレンス、ジャーヴァンWの打ち上げ
(CCチェイン)を受けてしまい、Qもウルトも打てずに落ちました。
この時点で集団戦の勝敗が付いたといえるでしょう。
EDGもランブルがゾーニャの砂時計を使った無敵時間の間にダメージを出そうとしたのですが、
そこに味方が合わせることができず、ダメージ不足で結局1キルも取ることができませんでした。
唯一生き残ったランブルは、逃げるしかありません。
この後、立て続けにタワーを2本折ったSKTはバロンも取り、
一気にゴールド差を詰めて、大逆転に成功したのでした。