第166回 自分の中の強さの巻


 自分の中の強さに気付くこと。

 どうしたら、自分の中の強さに気付くことができるでしょうか?

 やっぱり、小さな成功を積み重ねていく、成功体験だと思います。



 どうしたら、成功体験を積み重ねていくことができるでしょうか?

 成功は、自分の力で失敗を克服していくこと。

 だから、最初は、たくさん失敗するといいと思います。



 藤本タツキ先生のファイアパンチを、一部読んだときに、これはお兄ちゃんの話なのだと思いました。

 私自身、妹二人のお兄ちゃんだから、分かったような気がしました。

 自分の上に兄も姉もいないから、誰かの成功体験を真似することができないのです。

 全部、自分で考えて工夫するしかないのです。

 そうして、誰かを、守るのです。



 お兄ちゃんという属性は、ファイアパンチで描かれているように、他のいろいろな要素を削っていっても、最後まで残る属性なのだと思います。

 生き方というか、ありようというか、確立された何かなのでしょう。



 ところで、人と人との関係で、相手を立てるということが昔からあります。

 兄弟とか、先輩と後輩とか、男性と女性とか。

 最近は、必要がないと言われるようになっています。



 私は、この人を立てるという文化は、復活させた方がよいと思っています。

 人を立てることは、人を大切にするきっかけになります。

 人と人との間で、皆に支持される基本的なルールがあることは、無用な争いをなくすことにつながります。

 今まで悪かったのは、関係性の中で、しごきだとか、DVだとかの理不尽な暴力があったからでしょう。

 理不尽な暴力は、それはダメに決まっています。



 この、人を立てるという文化は、再構築されて、心の余裕のあらわれとして人を立てるという、文化になっていると思います。

 心の余裕が無ければ、無理にしなくてもいいと思うのです。

 心の余裕を持って、生きていきたいものですね。




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2024/3/9
文責:福武 功蔵