第20回 大宮アルディージャJ1残留決定の巻


 大宮アルディージャがJ1残留を決めました。

 9月1日の第24節から11月24日の第33節までの10試合を5勝0敗5分け。天皇杯も2勝(0敗)です。

 監督はズデンコ・ベルデニック。

 低迷期のジェフ千葉(当時はジェフ市原)を優勝争いするチームへと変貌させた手腕が評価されています。年間3位だったかな。

 ベルデニックの次の監督がオシムで、同じく年間3位でした。

 わたしは、このとき、大きな間違いをしてしまいました。

 ベルデニックの功績が続いていただけだと思って、オシムの試合に注目しなかったのです。

 だからオシム・ジェフの試合をほとんど録画していない。。

 これはサッカーファンとしては悔やんでも悔やみきれない大失敗でした。

 そういうわけで、オシム・ジェフの試合を録り逃したことを深く悔いているわたしは、ベルデニックに言いたいことがあるのでした。

 ベルデニックが有能だったからいけないのだと。

 ベルデニックが無能な監督であれば、オシムに注目できたはずなのにー。

 話を戻して。

 有能なベルデニックは大宮を残留させました。

 うれしいのは、渡邉大剛を重用してくれたことです。

 渡邉大剛が信頼されて気持ち良くプレーしていることは、プレー振りからもよく分かります。

 この前の試合ではスルーパスも出していたし、笑顔も出ていました。

 渡邉大剛は中盤で何でもできる、真の最強MFの一人だと思います。

 最初に見たのは京都サンガ時代でした。

 雨の日の試合でしたが、渡邉大剛は強烈な覇気を放っていました。

 年長者に対しても全く遠慮しない感じ(^ ^)

 技術やスピードがあるだけでなく、1対1の局面で負けないぞという精神の強さを持っていました。

 京都から移籍してサイドバックでの起用が続きましたが、クサらずにやってきたのが良かったのだと思います。

 ようやく信頼できる指揮官を得て、今は水を得た魚のような活躍です。

 強い精神を持った選手はあと何人かいます。

 今年うれしかったのは、浦和の鈴木啓太と梅崎司がコンスタントに試合に出られたこと。

 浦和のチーム成績も上向き、梅崎は得点にもよく絡みました。

 この二人も強い精神を持っています。

 鈴木啓太は周囲を活かす動きに、梅崎は1対1に長けています。

 今後の埼玉ダービーが楽しみです。




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2012/11/27
文責:福武 功蔵